2) その成分は他とは違うのか?

溶かし出せる成分が異なる-----抗ガン性ジテルペンが豊富に含まれる抽出法
超臨界抽出法の大きな特徴は、液化二酸化炭素には、水やアルコールと異なる溶解力があるということです。水、アルコール、そして 液化炭素ガスの溶解力のシミュレーションを行ってみましょう。
プロポリスの主要成分で、抗アレルギー活性や抗菌作用があるといわれている「フラボノイド」と、同じくプロポリスから発見された抗ガン作用物質と同様の「ジテルペン」、それに砂糖を同量ずつ取って、よく混ぜ合わせます。これを三等分して、それぞれ、水・アルコール・液化二酸化炭素で抽出します。
水・アルコール・液化二酸化炭素(超臨界抽出)の方法での抽出物を分析してみると、下の表のような結果となります。
●溶媒による抽出成分の違い
抽出溶媒 と その抽出法でプロポリスに含まれる主な成分
水 → 砂糖(大部分)、フラボノイド(少量)、ジテルペン(ほとんどなし)
アルコール → 砂糖(わずか)、フラボノイド(大部分)、ジテルペン(30〜60%)
液化二酸化炭素(超臨界) → 砂糖(ほとんどなし)、フラボノイド(10〜20%)、ジテルペン(大部分)
プロポリスのように100種以上の成分が含まれている天然物を溶媒で抽出して製品を作る場合、上記のように抽出溶媒の種類によって抽出されてくる成分が全く異なってしまうのです。
したがって、水抽出プロポリス、アルコール抽出プロポリス、そして 超臨界プロポリスは、「たとえ同じプロポリス原塊を材料としていても、それぞれのプロポリス製品に含まれる成分には大幅な違いがある」ということが言えます。
昔から利用されてきたアルコール抽出プロポリスは、フラノボイドを最も多く含み、かつ抗ガン性ジテルペンなどもそこそこに含有している、いわば標準品と言えるでしょう。これに対して、水抽出プロポリスは、水溶性成分だけを抽出したもので、フラボノイドも少なく、ジテルペンのような脂溶性物質はほとんど含まれていません。
プロポリスの生理活性としてまず第一に上げられるのが抗ガン性ですが、これについては主な有効成分が「脂溶性のテルペン類」であることが、松野哲也先生や大本哲夫先生の研究から明らかになっています。したがって、超臨界抽出プロポリスは「制ガン」に特化された製品であるといえるでしょう。
(上記表のように液化二酸化炭素での抽出法では、含まれる成分の多くがジテルペンとなっていることがおわかりになると思います)
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